いちじく

  • 主な機能性成分:植物性エストロゲン(フィットエストロゲン)、ルチン、カリウム、ペクチン
  • 収穫時期:9月~10月

いちじくは「不老長寿の果物」とも呼ばれ、世界最古の栽培果樹と言われています。含まれる栄養素は、「女性」に効能があります。ポリフェノールや消化を助ける酵素などが含まれています。

特筆すべき栄養素として【植物性エストロゲン(フィットエストロゲン)】と【ルチン】が多く含まれています。

【植物性エストロゲン(フィットエストロゲン)】
女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は、45歳を超えた頃から、分泌量が減少しはじめ、プレ更年期のさまざまな症状の原因になっています。 「年齢やホルモン減少が原因」だと言われると、私たちは、何も抵抗できないイメージになりますが、実は、食生活のなかに、プレ更年期の救世主となりえるものがあるのです。その救世主となりえる物質は、「植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)」といい、植物成分であるにもかかわらず、体内でエストロゲンと似たはたらきをしてくれるのです。
女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は、単体では機能できません。細胞内にある「エストロゲン受容体(レセプター)」にキャッチされ、結合することで、初めてエストロゲンとして機能します。しかし、エストロゲンの分泌が減少すると、受容体の数のほうが多くなってしまい「空き」の受容体がでてきます。その空いた受容体と結合できるのが「植物性エストロゲン」なのです。植物性エストロゲンは、エストロゲンと構造が似ており、エストロゲン受容体と結合できるので、受容体の空席を埋めることができます。空席なく、すべての受容体が結合しているので、体や脳は、エストロゲン不足に気づきません。十分にエストロゲンが分泌されていると勘違いしたまま機能するので、ホルモンバランスの乱れや、ホルモン減少が原因の症状を予防改善できるのです。
血液中の植物エストロゲン濃度が高いほど前立腺がんになりにくいことも分かっており、男性にもうれしい栄養素です。

【ルチン】
強い抗酸化作用で、蕎麦の実に多く含まれる【ルチン】は、食品としては蕎麦の実の次に「いちじく」に多く含まれます。チンのポリフェノールは抗酸化性に加えて、血圧や血糖値を降下させ、血栓を防いで血流をスムーズにするため、高血圧や動脈硬化などを改善し、糖尿病の予防効果もあるとされています。また、ビタミンCと同時に摂取することで、毛細血管を強化し、内出血を防ぐ働きもあります。加えて、ビタミンCの作用を強化する働きもあることから、美白効果はもちろん、コラーゲンの合成も促進する作用もあり、スキンケア化粧品の抗酸化性・メラニン抑制成分としても採用されています。ビタミンCは通常、ある一定の量しか体に溜めておけませんが、ルチンを摂取しておくことで、通常よりも長い間保つことができる性質もあります。さらにルチンは、アレルギー反応を引き起こすとされるヒスタミンの分泌速度を遅らせる効果があるため、アレルギー治療薬としても利用されています。
ルチンはビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果が高くなります。ビタミンCの吸収を円滑にし、ビタミンCの効果を高める作用があります。ビタミンCの機能強化は、コラーゲンの合成を促進します。これはつまりルチンが、体内では血管や細胞の機能を補強し、外に見える効果としては肌のシミやシワ、たるみを防いで肌の老化を予防してくれることを意味します。ビタミンCは抗酸化作用が強く、免疫力を高める効果があり、ルチンの摂取は風邪などのウイルス性感染症を防いだり、がんの予防にも役立つとされています。
血圧が高い人、ストレスが多い人、塩分摂取が多い人、喫煙・肥満・運動不足などの人は、命に関わる重大な病気を引き起こす脳出血予防のために、しっかり摂取しておきたい栄養成分です。

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